企画展 不動明王となった 武田信玄・山本勘助
不動明王となった武田信玄・山本勘助展
信玄公宝物館1階にて
開催期間 2007年2月10日~12月24日まで
信玄公宝物館1階にて
開催期間 2007年2月10日~12月24日まで

甲斐の不動信仰を示す彫刻例は、平安時代末から鎌倉時代にかけて、甲斐源氏の勃興の歴史に重なる。古くは加賀美遠光が奉納した大聖寺不動明王坐像(近世江戸へ二度の出開帳・重要文化財)や、安田義定の菩提寺放光寺の不動尊立像(重要文化財)などがよく知られる。恵林寺に信玄の弟・武田逍遥軒信綱(信廉)の作とされる鎧不動尊立像や鎧不動尊画像がある。なお武田城下の一角、甲府市元紺屋町の行蔵院に伝わる勘助の念持仏は不動明王である。
平安時代の公家社会に始まる不動信仰が中世武家社会に引き継がれ、近世には庶民の間にも「お不動さん 」として親しまれ信仰が広がった。今展では、恵林寺に伝わる不動信仰の関連資料を展示し、あわせて県内各地の不動明王像などをパネルで紹介する。信玄や勘助が「不動明王」として祀られていく経過、不動明王が民衆の信仰心を集めた歴史背景を探る。
上:鎧不動尊画像
(左)木造武田不動尊・二童子像三 (右)勘助不動さん


(左)木造武田不動尊の像は信玄公が剃髪した折につくられたとされ、現在放映中 NHK大河ドラマ「風林火山」にも武田家の象徴的な像として出ています。
恵林寺や、その周辺に伝わる貴重な不動尊像を中心に展示いたします。ぜひご覧ください。
恵林寺や、その周辺に伝わる貴重な不動尊像を中心に展示いたします。ぜひご覧ください。