信玄公宝物館とは
戦国武田氏関係の遺宝・秘宝を一堂に常設公開する山梨県唯一の文部大臣登録歴史博物館信玄公宝物館は、昭和42年、京浜地区在住の山梨県出身者の寄付によって設立された財団法人武田信玄公宝物保存会を設立者として管理運営しており、信玄公菩提寺・乾徳山恵林禅寺が所蔵する資料の保存と管理、財団事業として資料の収集等を積極的に行い、昭和44年4月、歴史教育機関の一環を担い公開施設としてオープンしたものです。
展示資料は、武田氏とくに信玄関係の資料、指定文化財を中心に美術工芸品、古美術絵画、武具甲冑、貴重な古文書などとなっています。年に数回展示品の入れ替えをしております。
館 長
当館は昭和44年4月4日に山梨県内では初めての歴史博物館として開館しました。常設展では信玄公所用の遺品である国指定の重文「来国長」の太刀、同じく「備州長船倫光」の短刀、また信玄が陣中で礼拝仏としたとの伝承を秘める天竺(インド)伝来の青銅製「釈迦苦行座像」をはじめ、「軍配団扇」や「当世具足」、「甲冑」などの工芸品のほか、絵画では信玄筆とされる「渡唐天神画像」や「武田信玄軍陣影」「快川和尚画像」「武田24将画像」、さらに歴史資料として「孫子の旗(風林火山の旗)」など400点以上が常時、階上階下にずらりと展示されています。
当館の建築には東京タワーを設計した建築構造学者の内藤多仲(1886~1970)がたずさわり、信玄公の宝物を展示するにふさわしい、風格をかもし出しています。宝物を閲覧すると同時に、外観や館内も合わせてご覧ください。
季節によって様々な表情を見せる宝物館・恵林寺境内
春の恵林寺
秋の宝物館・恵林寺境内周辺
冬の宝物館・恵林寺境内周辺
地図